理学療法士 Hさん
私が理学療法士の道を志したのは、私の母に降りかかった出来事がきっかけです。母が脊髄損傷を負い、そのリハビリテーションを間近で見守る中、私たちは理学療法士の方々に大変お世話になりました。技術的な面だけでなく、私たちへ寄り添う姿勢に、「こういう職業もあるんだ!」と共鳴しました。高校生であった私は、この職業に就きたいと感じるようになっていました。その私が、今はこの施設で理学療法士の業をこなしながら、子育てに奮闘しています。家庭と仕事の両立がどれほど大切か、そして特にその大変さを身を持って感じています。小さな子供がいると、突然の発熱などで休まざるを得ないことがあります。当施設は子育てへの理解が深く、「お互い様」という暖かい雰囲気のもと、安心して休暇を取ることができます。リハビリテーション部門では情報を共有しているため、私が急に休んでも入所者様のリハビリテーションやケアが途切れることがありません。
介護支援専門員 Sさん
もともとは当施設で理学療法士として勤務していましたが、前任介護支援専門員の後任者として私に声が掛かったことがきっかけです。当時、介護支援専門員の資格を持っていましたが実務経験は全くなく、不安だらけのスタートとなりました。「何事も経験」と思いチャレンジしてみることにしましたが、今では主任介護支援専門員としての私がいます。日々、入所者さんやご家族あるいはスタッフから様々な要望や相談が寄せられ、一つひとつ解決することは容易ではありません。しかし、介護支援専門員は「利用者さんを中心にご家族やスタッフを繋げチーム形成する」ことが大切な役割で、決して私ひとりで解決しないといけない訳ではありません。幸いにもすぐに相談できる頼れるスタッフがたくさんいます。チームで連携し課題解決できたときは達成感ややりがいを感じることができますね。
介護福祉士 Tさん
私の母は施設で介護支援専門員として働いていました。その母は仕事の楽しさとやりがいを良く話してくれていました。
母が勤務している職場に行き、笑顔で働くスタッフや楽しそうに生活している高齢者の方々の姿を見て「わたしも介護士になろう!」と決意しました。無資格・未経験で同法人のいずみ記念病院に入職し、あっという間に10年以上が過ぎてしまいました。
法人や職場の先輩方の資格取得へのサポートもあり、介護職員初任者研修、介護職員実務者研修を経て、無事に介護福祉士の資格を取得することができました。昨年末から人事異動により当施設で働いています。
施設は病院と異なり、介護職員が中心となり生活全般を支えることになるため、より深く入所者さんと関われると率直に感じています。
これまで培った知識や経験を生かしながら、入所者の方々の思いに寄り添い、元気、生きがい、喜びを与えられるように日々の仕事や出会いを大切にしたいと思います。幅広い介護が提供できるようにたくさん自己研鑽します。