急性期から回復期へ ― 在宅復帰を支える医療とリハビリ
当院は、病気やけがの治療を行う一般病棟(急性期病棟)と、
退院後の生活を見据えてリハビリを行う回復期リハビリテーション病棟を設けています。
治療から生活支援までを一貫して支える体制を整え、
「医療を通じて支える『その人らしさ』」という理念のもと、
患者さん一人ひとりの“その人らしさ”を大切に、次の生活への一歩を支えています。
「在宅復帰」を専門的に支える2つの病棟
当院は急性期病棟・回復期リハビリテーション病棟と2つの病棟を併せ持ち、患者さん一人ひとりの状態に合わせた最適な医療とリハビリテーションを提供し、ご自宅での生活に戻るまでの力強くサポートします。
急性期一般病棟(3階)

病気の初期段階や病状が不安定で、集中的な治療が必要な患者さんを受け入れ、
24時間体制で状態の早期安定化と早期退院に向けた医療を提供します。
また、できるだけ早い段階からリハビリを開始し、治療に伴う安静や臥床による身体機能の低下を防ぎ、早期回復を支援しています。
回復期リハビリテーション病棟(4階・5階)

回復期リハビリテーション病棟は、再び自分らしい生活に戻る準備を整える場所です。
急性期での治療を終えたあと、日常生活への復帰を目指して、医師・看護師・療法士・介護スタッフ・ソーシャルワーカーなどがチームで支援します。
回復期での取り組み
入院前から始まる生活支援
「回復期に移る」と決まった段階から、生活に戻るための支援はすでに始まっています。
私たちは、入院前から患者さんやご家族の希望・生活環境・退院後の暮らしを確認し、
入院当日からスムーズにリハビリを始められるよう準備を進めます。

生活そのものがリハビリ
リハビリは療法士との個別練習だけでなく、
食事・着替え・入浴・移動など、日常生活そのものがリハビリの一部です。
看護師や介護スタッフと協力しながら、生活の中で動作の練習を重ね、
“できること”を一つずつ増やしていきます。
必要に応じて、食事の飲み込み(嚥下)機能の評価も行っています。
X線を用いた嚥下造影検査(VF検査)などを通して、
安全に食事ができるよう、医師・言語聴覚士を中心にサポートします。
家庭に近い生活リズム
朝は起床後に着替えを行い、日中は活動的に過ごすなど、家庭に近い生活リズムを大切にしています。
洗濯の負担を減らすために、リハビリウェアのレンタル制度もご利用いただけます。
受け⼊れ対象となる疾患について
当院の回復期リハビリテーション病棟では、主に以下のような疾患で、国が定めた⼊院期間内にリハビリテーションが必要な患者さんを受け⼊れております。
- 脳⾎管疾患、脊髄損傷、頭部外傷など
- ⼤腿⾻、⾻盤、脊椎などの⾻折、または⼿術後
- 外科⼿術や肺炎などの治療時の安静による廃⽤症候群
- 股関節または膝関節の置換術後など
⼊院のご相談‧お申し込み
-
お電話でのご予約
下記の連絡先までお電話いただき、⼊院相談のための⾯談⽇時をご予約ください。

-
⾯談当⽇
ご予約の⽇時に、主治医の「診療情報提供書」や検査データなどをご持参の上、ご来院ください。

⼊院相談の連絡先



