ご挨拶
看護部長・看護管理士
吉田 朋子
看護は、人が人にしか届けられない、とても尊い仕事です。そして、その質を支えているのは、看護師自身の心の充実だと私は強く感じています。
だからこそ私たちは、職員一人ひとりがプロフェッショナルとして成長できる環境と、一人の人間として豊かな人生を育める環境、そのどちらも大切にしています。看護を提供する人が満たされてこそ、温もりのあるケアは生まれると信じているからです。
私は、最愛の祖母と母を当院で看取りました。大切な家族を託した経験から、どの患者さんとご家族にも「ここなら安心して任せられる」と思っていただける看護を届けたい。
その想いが、私の原点です。
このページでは、私たちが大切にしている看護への想いを、皆さまにお伝えいたします。
私たちが大切にする看護
看護理念
私たちは、
いずみ記念病院の理念に基づき、
地域にお住まいの皆さまの
尊い生命と健康を守り、
すべての人々がその人らしく
明るく生きられるよう、
温もりと心によりそう看護を
提供します。
急性期から在宅まで、人生に寄り添う看護
当院の看護の特長は、一人の患者さんの人生に深く、そして長く寄り添えることです。
救急搬送された急性期の患者さんが、治療を経て回復期リハビリテーション病棟に移り、やがてご自宅へ退院される。
そして退院後も、訪問看護を通してその方らしい暮らしを支え続けます。
こうした「切れ目のない看護」を通じて、私たちは患者さんの回復過程のすべてに関わることができます。それは、看護師としてのかけがえのないやりがいと、専門職としての大きな成長につながります。私たちは、目の前の患者さんだけでなく、その方の未来と人生を見据えた看護を実践しています。
「人」を育む文化
質の高い看護は、質の高い人材によって支えられます。私たちは、誰か一人の指導者に頼るのではなく、チーム全体で仲間を育てるという文化を大切にしています。
新人・中途入職者を問わず、誰もが安心して知識と技術を吸収し、プロとして成長していける。お互いに学び合い、高め合う。この組織風土こそが、私たちの看護の品質を支える基盤です。
看護体制と活躍のフィールド
安全と質を支える看護体制
当院では、質の高い看護を安全に提供するため、独自の体制を構築しています。
パートナーシップ・ナーシング・システム（PNS）
2〜3人の看護師がパートナーを組み、互いの特長を活かしながら協働してケアを提供します。これにより、一人で抱え込まず、常に相談・協力しながら最適な看護を実践できます。
フリー看護師の配置
日勤・夜勤ともに、緊急入院や突発的な処置に専門で対応する「フリー看護師」を配置。各担当看護師が予定されたケアに集中できる環境を整え、ケアの質と安全性の向上につなげています。
専門性が輝く場所
急性期から在宅まで、あなたの興味やキャリアプランに応じて専門性を発揮できる、多様なフィールドがあります。
一般病棟（54床）
内科・外科・呼吸器外科・整形外科の急性期疾患を中心に、迅速な判断とアセスメントが求められる医療の最前線です。
回復期リハビリテーション病棟
（90床）
ADL向上を目標に、多職種と連携しながら患者さんの在宅復帰を支援する、やりがいの大きい病棟です。
外来
地域住民の最も身近な窓口として、幅広い知識とトリアージ能力が活かせる場です。
手術室
整形外科、消化器外科、呼吸器外科などを中心に、周術期管理に特化した高度な専門性が磨けます。
訪問看護ステーション
利用者さんのご自宅に伺い、生活全体を支える自律した看護を実践します。