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〒123-0853
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脳卒中後の自動車運転再開支援

作業療法部門 Department of Occupational Therapy(OT)の取り組み

当院では、外来診療にて、脳卒中後の自動車運転再開支援を行っています。

自動車運転再開支援の取り組み

脳卒中や脳外傷など道路交通法で定められる「※一定の病気」に罹患された方は、自動車運転を再開するにあたって医療機関での適切な助言や公安委員会での臨時適性検査が必要となります。当院では脳に損傷を受けられた方で自動車運転の再開を希望される方に対して運転に必要な「認知・判断・予測」の評価や訓練を行っております。

※一定の病気とは、脳卒中、認知症、統合失調症、てんかん、再発性の失神、そう鬱病、重度の睡眠障害などを指します。

自動車運転再開支援の流れ

当院の自動車運転再開支援は院内運転能力評価と、実車評価に分かれます。

外来での通院で院内運転能力評価を実施される場合は外来通院に約1か月、実車評価に約1-2か月(予約状況による)、総合判定までに3か月間程度の期間を要します。

なお、当院の運転再開支援は運転再開を約束するものではありません。評価の結果、運転再開を見送りと診断する場合もあります。


① リハビリテーション科医師の診察

医学的に症状は安定しているか、現病歴や合併症、画像検査などをもとに診察します。また服薬管理や健康管理などの日常生活状況を聴取し、運転能力評価を開始できるかを確認します。
※ 認知症と診断されている方は法律上免許取消の対象となります。

② 院内運転能力評価(問診・神経心理学的検査・ドライビングシミュレーター評価)

 

医師、作業療法士により自動車運転を再開する目的や用途についての問診をします。
次に自動車運転に必要な注意機能や記憶能力、視覚認知能力を机上検査で評価します。
また、運転シミュレーター機器も配備しており、模擬運転場面での認知・判断・操作能力を院内で評価します。

③ 実車評価(連携する教習所・実車評価可能な専門機関)

実際の乗用車を用いた運転評価が必要な場合、自動車教習所、または実車評価可能な専門機関への連携を行います(評価する施設は患者さんで予約をお願いしています。また、別途検査料金がかかります)。

④ 運転再開可否の診断

院内運転能力評価、実車評価の結果をリハビリテーション科医により説明します。検査結果を総合的に判断し、当院での最終的な運転再開可否の診断を実施します。公安委員会に提出する診断書の作成も承ります。
※ 当院での再開可否の診断は、運転再開を保証するものではありません。時には免許返納を促す場合もございます。最終的な運転可否は公安委員会での判定となります。

⑤いずみ記念病院で脳卒中後の自動車運転再開評価を受けるためには

自動車運転再開のための評価を受けるためには、原則としてリハビリテーション科医師の外来(土曜日)を受診する必要があります。その際に紹介状を必ず持参してください。

お問い合わせ

いずみ記念病院 リハビリテーション室
担当スタッフ:大瀧・関口・佐古・山本・熊谷
TEL:03-5888-2111(代表)  FAX:03-5888-2112
E-mail:izumikinen-rihabirishitsu@cpost.plala.or.jp